工法・種類

耐震補強を行う際の、工法や種類などをご紹介します。

基礎の補強

玉石基礎などの場合は、鉄筋コンクリート造の布基礎に変えます。

  1. 玉石に束立てしただけの柱は、浮き上がったり踏み外したりして、建物がこわれることがあります。
  2. 鉄筋コンクリート造の布基礎を作りアンカーボルトをつけてください。

壁の補強

筋かいを入れたり、構造用合板を張って強い壁を増やします。

  1. 柱、はりだけでは地震の力に耐えられません。
  2. 筋かいを入れるか、または、構造用合板(厚さ9ミリ以上)を柱、土台、はり・胴差、間柱・胴縁に十分にくぎ打ちしてください。

 

耐震壁の住まい

災害に強く、安心の暮らしを実現。地震・台風など横からの力を、面で受け止めて分散する耐震壁。安心・安全の暮らしをお届けします。

耐震壁

耐震壁は、強い力も全体で受け止め、分散させるので強いのです。

ポイントは壁の強さ!
壁倍率最大5.0!
外壁下地材耐震壁(12mm 厚・木造軸組)<壁倍率3.0>
+耐久クロス下地材耐震壁 すこやか仕様(12.5mm 厚・釘はGN40使用)
<壁倍率2.0倍>

筋かい(軸組工法)

筋かいは、圧縮方向(左からの力)には、節などの欠点があれば折れやすくなります。また、引っ張り方向(右からの力)には筋かいプレートを留め付けているビス(釘)に応力が集中しますので、はずれやすくなる場合があります。

壁倍率1.5
筋かい(三ツ割)
※たすきがけで壁倍率3.0倍

壁倍率認定

耐震壁S 平成9年 建設省富住指発第9号(軸組工法) TBFC9012(枠組工法)
耐震壁K 平成11年 建設省富住指発第14号(軸組工法) TBFC-9013(枠組工法)

壁の配置

壁の量を増やし、つり合いをよく配分していきます。たとえ強い壁が一面だけにあったとしても他の部分から倒れてしまいますし、また家屋全体をひねった状態で倒壊する恐れもあります。

  1. 開口部(ガラス戸など)が多いと地震に弱くなります。
  2. 開口部を減らし、筋かいや構造用合板で補強された壁を増やしてください。隅部を壁にすると一層効果的となります。

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